えぇっ!?1月ってもう終わるんですか!?

4週間ほど前に年が変わり、「今年は寅年!」といった話題をテレビやネットで見かけた。そして、その話題を見る度に「来年の干支なんだっけ?」「子丑寅卯辰巳だから卯年だな」と自己完結する。そして、「えぇっ!!来年もう卯年!?ワイ年男やんけ!!」と腰を抜かす。年齢の感覚を失っている。

去年の秋頃には、実際は2021年であるにも関わらず「オリンピック終わったから2020年も残り少しだな〜」と間違えたことがあった。暦の感覚も失っている。

成人した3年前、2019年の間は現実の時間の流れと体感での時間の流れがおおよそ一致していたはずなのに、ここ2年は現実の時間と体感の時間が全く合わない。この感覚のズレの原因として、自粛生活やオンライン授業の影響で外出機会が減り、家の中でゆったりとした時間を過ごすことが多かったため、体感の倍くらいの速さで現実の時間が進んでいたのかもしれない。あまり考えたくないが単純な老化という説もあるが、見なかったことにする。

さて、ここまでの流れから国語と算数で0点を取ったことがある人でもなければ大体私の年齢が分かっただろうが、私は西暦1999年生まれ22歳である。結局降りてこなかった恐怖の大王の代わりに生まれたかもしれない1999年生まれ、世間からは幼い頃からインターネットに触れてきたデジタルネイティブのZ世代だと言われているが、小学生の頃のゲーム対戦といえばオンラインゲームではなく、放課後誰かの家に集まり、DSのローカル通信やWiiで友達と対戦ゲームをしていたし、中学校に入ってすぐの頃は、少なくとも私の周りではスマホではなくガラケーを使っていた人が多く、割とアナログなものが身の回りに多く残っていた。ギリギリ20世紀生まれの我々の世代ってそんなにデジタルネイティブなのだろうか。

閑話休題。そんな1999年生まれ、他の年に生まれた人が持たない利点が一つある。それは「新年を迎えた時、西暦の下3桁が年齢と一緒」というものである。因みに、2000年生まれは誕生日から年越しまでの間は年齢と西暦の下3桁が一致している。そしてこのクソどうでもいいしょうもない利点、年齢と西暦のダブルチェックが簡単であったり、西暦か年齢のどちらかを覚えていればもう一方も簡単に導ける便利なものだと思っていたが、最近は年齢と西暦をどちらも忘れかけているため、全く意味のないものとなっている。悲しいね。